はじめに

「たかが株屋の君に会社の何がわかる?会社のことはセンセイに相談してる!!」
新卒で入った証券会社で金融商品の営業をしていた時に、営業先の経営者達から幾度となく聞かされた言葉です。
当時20代半ばと若かった自分を惹きつけるには十分過ぎる程の魅力とオーラを放っていた経営者の何か役に立ちたいと思っていたところ、立ちはだかったのはいつも「センセイ」、それが公認会計士、税理士でした。

そこで、ある短大の理事長に相談したところ、「会社の役に立ちたいのなら会社の決算書や申告書位は読めるようになりなさい」と言われ、幅広い会社の決算書や申告書に触れられる公認会計士を目指すことにしました。

試験合格後は、上場企業の財務諸表の監査に加え、ベンチャー企業の上場支援を行ってきました。当初は社員数人しかいなかった小さなベンチャー企業がその後大きく成長し、上場の鐘を鳴らすまでの過程を目の当たりに出来た時には少しは会社の役に立てた実感がありました。

自分の原点である会社の役に立つために、経営者の良き相談役でありたいと思っています。